朝Goulding’s Lodgeをチェックアウトし、同じ敷地内にあるGoulding’s Trading Post Museumに立ち寄った。ドアを開けると1920年代のTrading Post(交易所)を復元した部屋があり、ここでナヴァホの高校運営への寄付金として入場料を払う。1階はナヴァホの人々の生活の写真や雑貨が展示してある。もう一つ名物の部屋が、モニュメントバレーで撮影された映画に関する展示の部屋。想像以上に沢山の映画が撮影されていたのね。有名なところでは『駅馬車』などがあるのですが、残念ながら私は観たことがない。観た事があった映画は『バック・トゥー・ザ・フューチャーV』や『フォレストガンプ』位でした。ここをクリックして、ページ中央「Video of some of the movies filmed
in Monument Valley」の下線部分をクリックするとちょっとだけ映像を観る事が出来ます。
モニュメントバレーがある地域一帯は、ナヴァホ族の居住地である。彼らが管理運営しており、17マイルのValley Driveのルート以外は今でもナヴァホの人々が住んでいるので、勝手に奥へ入ってはいけない。これ以上奥へ入りたい場合は、Visitor Center脇にあるブースで、ジープツアーの予約が必要。余談ですが、ナヴァホ族居住地内ではアルコールが禁止されており、お店にも置かれていない。旅の初日にスーパーで、水と共にワインを1本買っていた私達。子供が寝た後、なぜかこの飲酒禁止区域で突然ワインが飲みたくなった(^^;)用意の悪い私達は、ワインオープナーを持参していない。いつもならホテルで借りるところだけれど、ここは飲酒禁止!そうなるとヤケに飲みたくなる(あきらめろって感じですが・・・)。爪切りなどを駆使して、ちょっとずつコルクを削っていく。膨大な時間がかかった(途中からは意地)。夜中にテラスに出て乾杯♪一口飲んで「ん?まずい・・・甘い・・・」。ラベルを見ると、ノンアルコールワインと書いてあった(^^;)要するにぶどうジュース。お〜い、私の苦労はなんだったの〜!
さて2時間半のジープツアーの始まりです。同乗者はアメリカ人の夫婦一組。中々揺れるし、風も強い中でのツアー。この揺れこそ旅だ!などと満足している私。最初はValley
Drive内の見所を回った。まめにジープを停めて説明してくれる。ジープから降りようとした言が「あっち?こっち?」と降りる方向を私に聞いた。するとナヴァホの青年は、「あっちこっちって、ナヴァホの言葉と全く同じだよ!」と。おまけに「ナヴァホの言葉で、目はハナって言うんだよ。日本語の鼻みたいでしょ。」と教えてくれた。ナヴァホの人々の顔は、どこか日本人に似ていて親しみがわく。
途中からValley Driveを外れて全く舗装されていない所にある巨岩や、風景の中をドライブ。ナヴァホの青年は「ここは私の祖母の裏庭なんだ。」と言う。えっ、ホント?すっかりおしゃべりしまくりの旦で、彼とナヴァホの青年との掛け合いでにぎやかなツアーとなった。いくつか巨岩にあいた穴やアーチも見せてもらった。もうアーチはお腹いっぱい・・・という感じだったけれど、穴の真下で叫ぶと音が岩壁に響くのが楽しく、子供たちは普段の大声に輪をかけて叫ぶ叫ぶ。コダマしまくり(^^;)サラサラで明るい茶色の砂上では何度もスタックしかけるのも楽しい。他に誰もいない荒野のドライブは気持ちよく、サングラスの奥の目も細まった(砂が入るというのもあるんだけどね)。旦は、岩ごとに名前をつけるのが楽しい様子。その想像力には脱帽です。途中ナヴァホの青年がナイフを取り出し,落ちていた木を素早く削って矢のTOPを作ってくれた。もらった子供達は大喜び。
Lake Powellは、世界で2番目に大きな人造湖(ちなみに世界最大の人造湖は、グランドキャニオンにあるLake Mead)。コロラド川をせき止めてダムを作り、満水まで17年かかって誕生した湖。この湖を作り出したグレンキャニオン・ダムを見に行った。まもなく日が暮れる時間だったのでVisitor Centerは閉まっていましたが、ダムを上から見下ろすことは出来ました。ひょぇ〜!子供達がおっこちるぅぅ〜!スリリングな景観でした。高さ216メートルもあるんだもん。
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