SAN JOSE通信Vol.3

 

前回は車がメインだったので、今回は女性向けにアメリカのライフスタイルについて書いてみます。

 

こちらに来てから、毎週末のように買い物に出かけています。車を購入したので簡単な物は私たちで買出しに行けますが、やはりまだまだ大きな買い物が残っていて、パパと一緒じゃないと駄目なのです。日本でもそれぞれの商品の専門店がありますが、こちらはもっと細かく分かれていて、スーパーマーケット・ドラッグストア・電気製品店・ホームセンター・家具屋・・・etc.置いてある物は、かなり重複してますけれども。そしてどこでも必ず、大きい面積でカード類とお菓子が売っています。必然的に、一日に必要に応じて5件くらい店を回ります。これに銀行や日本物専門店、中国物専門店やら会員制大型店などが加わると、更に増えます。こちらは日本と違って、車に乗る人はシートベルトをしていないと絶対に駄目なので、店に行くだびに子供二人の乗せおろしだけでも結構大変。言が荒れ狂っても、絶対に抱っこは出来ません。楽なような、楽じゃないような。トホホ

アメリカの来た当初、なんでこんなに何もかもが大きいんだろうーーーと驚きました。牛乳一つとっても1ガロン(3.78リットル)のボトルだし(そのボトルを週に3・4個空にする子供たちもすごい!)。ジュース類も同様の大きさ。洗剤なんてどう見ても石油タンクで、「えいっ」と掛け声かけないと持てない。でもこの生活に慣れてくると、このサイズでさえ小さく見えてきている自分も居たりして。

 

先述の会員制大型店はCOSTCOという名前の店ですが、はじめに$40を払って会員カードを作ります。その後は自由にお買い物が出来ます。そこでは消耗品などを買いだめしたりするのですが、家族で初めてCOSTCOに行った日はカルチャーショックでした。とにかく、日本の試食コーナーなんて目じゃないの。日本では「試食したら買わないとなんか気まずいなー」と思ってしまいますが、ここではお構いなし。皆当たり前のように、手を出しそこら中で食べ歩いてます。ケーキ・チョコ・タコス・スパゲッティー・ヨーグルト・スープ・クッキー・パイ・・・・書き切れません。何でもあるかも。。。子供たちは、それで昼食になってしまいました。お腹い〜っぱい!!そこの商品は『これぞアメリカ!』というサイズの物ばっかりで、どうみても業務用としか思えないサイズばっかり。缶詰めなどは、一旦開けたら食べきれるのだろうか?と、こちらが心配してしまいます。お米を買いましたが、一袋20キロでした・・・。キッチンタオルを買おうと一つ手にしたつもりが、36個組でした。どこに収納するの・・・・?恐れをなして、買えませんでした。トルティーヤを買ってみました、120枚入りでした・・・。2個一組のコーヒーを買いました、一缶言の頭二つ分くらいのサイズでした。ほうれん草を買いました、ゴミ袋サイズのビニールに山盛りギュウギュウ詰まってました。レタスを買いました、6個一組でした。クリームチーズを買いました、言の頭と同じサイズでした。他にもたくさん買いましたが、袋をくれないとは知らなかった準備不足の私たち・・・シエナのトランクと後部座席では、買ったものがゴロンゴロン音を立てていました。商品のサイズに合わせてか、カートも更に大きい(他のお店も日本よりはかなり大きくて操作が全身運動ですが)。子供を乗せるところが二つついているので楽(?)。レジに並ぶ頃には、このカートは二人の子供と、大きな商品山盛りでかなりの重量。買い物は重労働だわ。そうそう、こちらのカートは赤ちゃんを乗せられるタイプの物もあります。カートの上にチャイルドシートのような物がついているの。

 

平日に買い物するのは、大抵ALBERTSONSやSAFEWAYというスーパーです。メンバーズカードがあって、メンバーは割引価格で購入出来ます。その中でも私が虜になったのが、『BUY ONE GET ONE FREE』というもの。1個買うと、もう1個無料でもらえるの。食品から洗剤・日用雑貨・市販薬・何でもあります。週1回ポストに入ってくる広告は、その情報源。楽しみです。そして、清算後に嬉しいのが、レシート。下のほうにTotal Savings$○○!と金額が表示されます。あなたは今日$○○セーヴしましたよ、と教えてくれるのです。その額が多いほど「あぁ私って、お買い物上手♥」と、自己満足するワケです。すっかりスーパーに踊らされていますね(^^;)

 

本当に消費大国アメリカ。すっかり私たちもそこに加わっています。まだ旦も生まれていなかった頃にサンフランシスコにしばらく滞在した時、他人の買い物カートを見て「週末の買出しでもないのに、何だこの量は!!」と思ったものでしたが、今ではすっかりおんなじ。物のサイズが大きいのもありますが、これが私たちの胃袋に納まるのかと思うと、帰国時の体型を懸念します。まだ一ヶ月なのに、服が縮んだか?体が膨らんだか??という状況。これは明日、日本からの最後の船便が届くので、その中の体重計ではっきりするでしょう。おぉ怖い。パパも、車通勤で益々運動不足だし。

 

赤ちゃん用品は、日本よりも充実しています。でも質やサイズを比べると、慣れているせいか、日本の物の方が良く感じてしまいます。もう家には赤ちゃんはいませんが、それに毛が生えた様なのがいますので、多少は関係あります。それは、おむつとおしり拭き。おむつは断然日本の方が質が良いです。こちらはもう、訳が分からないくらい種類が豊富なのですが・・・。日本のパンツタイプのおむつは、後ろにテープが付いていて処理がしやすかったのですが、こちらの物には付いてません。ウンチの時は、泣けます。おしり拭きは、なんじゃっこりゃっという位ビショビショ。1枚で十分ふけるし、乾いちゃったウンチも楽に取れて良いのだけど、拭いた後おしりがアワアワだらけに。匂いも強い(これは洗剤類全般に言えます)、フローラル系。。ある日の夕方、黙って遊んでいた言をパパが見て「ああああーーーっ」と大声。なんと言はリビングで、買ったばかりのおしりふきを1枚1枚丁寧に搾ってました。そこには、大量の搾られたおしりふきと大量の液体が・・・。もったいないのでそのおしりふきはビニールにいれて毎日使いましたが、これくらい搾った方が私には使いやすかったりして。

先日2泊3日、パパがトロントに出張してきました。同じアメリカでも時差があり、体力的にきつそうでした。これからもこのような出張は多くなると思われます。アメリカのビジネスマンは、国内出張とはいえ、結構大変だなぁと思いました。時差ぼけ対策の薬も売っているのですよ。パパに教えてあげたら、すでに持っているとのこと。なんでも女性ホルモンの薬とか。飲むと眠くなるのだそうです。

 

いちほ(2/19/02)

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