SAN JOSE通信Vol.33

 

金曜日はPlay Dateだったので、パパも一緒に参加しました。10:00am〜11:00amという時間の枠で行われ、クラス発表・先生と生徒の顔合わせ・自分達の教室見学などが行われました。残念ながら、クラスには仲良しのお友達や日本人はいませんでした。担任の先生は「Miss Sanfilippo」という方で、例の面接をしてくださった方でした。男の子9人・女の子11人の合計20人。プレキンダーでは、同じ人数の生徒に3人の先生がついてくださったので、先生が少ないなという印象を受けました。

このMiss Sanfilippoは、WilliamのMomいわく「皆が知っているベテランの先生」だそうです。更に「strict」で有名だとか。意味なく厳しいだけでは困りますが、このPlay Dateの日、少しお話をしたらおまかせして大丈夫のような気がしました。「旦はここに来てまだ日が浅いこと・数年で帰国すること・キンダーでは英語を少しずつ習得できればいいと思っている」という様な事を伝えた所、「子供は目で周りを見ているから、この「目で見るという行為」で、言葉や状況を理解するようになります、大丈夫よ」とおっしゃってくださいました。更に「家では日本語で話しかけるのですか?」と聞かれました。一瞬、それはダメよと言われるのかと思いましたが、「それはとても重要なことです。キンダーでは英語を覚えていき、家では日本語を覚えていくのよ。」とおっしゃいました。これは同感だったので、安心しました。

クラス見学は30分ほどで終わり、そのまま子供達は園庭で仲良しのお友達と遊んだり、外のテーブルに用意されていたスナックを食べたり。私はママ達とおしゃべりして過ごしました。しばらくして先生が皆に召集をかけ、ボランティアのお願いなどを呼びかけました。ボランティアは今年はやりたいな・・・と思っているのですが、情けないことに話の半分くらいしか理解できなかったのと、ものすごく熱心なお母様が多く、その勢いに押されて挙手出来ませんでした。

↑毎年会場になっているCOMPAQ CENTER

ホッケーの試合会場に使われることが多いとか

土曜日は以前から楽しみにしていたRingling Bros & Barnum & Baileyに行って来ました。これは毎年やってくるサーカスなのですが、今年は4年ぶりに現役復帰したPrince of laughterと呼ばれるDAVID LARIBLEが出演するということで前評判が高かったのです。彼はclownの学校でしばらく講師をしていたそうです。

サーカス自体は11:30〜1:30なのですが、開演までは、3つのステージで色々なショーがずっと行われており、楽しめるのです。出演者は休みなしで大変でしょうね。この時間にフロアにいる出演者にサインをもらったり、一緒に写真を撮ったりも出来ます。

↑やっぱり開演前には

観衆起立で国歌斉唱

象が星条旗を身にまとい場内一周

サーカス全体の印象としては、日本のソレよりショー的要素が高いと感じました。それから、鰐に自分の顔を噛ませたり、大蛇を体に巻きつけたり・燃え盛る火の輪をくぐりぬけたり・・・えっ?これもサーカスっていうの?と思うものもありました。とはいえ、観客は大歓声だったし、私も目が釘付けだったのですけれどもね。

先に書いたDAVID、大きなお腹でリズム感良く、よく踊る!観客を巻き込んでのショーは、久しぶりに「あはは〜っ!」と笑いました。ステージに連れ出された観客も、自分の立場を分かってか、すごく上手に演技(?)するの。しばらく「これはやらせに違いない」と思っていましたが、どうも本物の観客だったみたい。ここは「徹底的に楽しもう!」という、この国の国民性がすごく出ている気がしました。

↑少々ご機嫌斜めだった言も「ダンボ!」

と言って、楽しんでくれた象のショー

 

勿論、サーカスならではの「空中ブランコ」や「TIGER SHOW」もありました。しかし、極め付けだったのが、左の写真のショー。写真ではうまく伝わらないのですが、このアルミ製のようなもの全体が、頂点に立っている人(写真内では)の歩行でグルグルと回るのです。段々回転が速くなり、この人も遠心力で何度も空中に放り出されそうになります。いやぁもう、年がいもなく「キャーキャー」叫んでしまいました。このショーちょっと想像がつかないでしょうね、きっと。右の写真は、フィナーレの後、誰も出演者がいなくなった会場です。ダンス・火薬・照明効果が素敵なサーカスでした。

良い気分で会場を出ると、待ち構えていたのは「動物愛護団体」。あぁそうなのよね・・・そういう問題と表裏一体なのですよね・・・。

 

翌日曜日は、テキサスのダラスに住むインド人「Mr. Nagesh」が 遊びに来てくださいました。彼は、パパの仕事で大切な人。いつもは出張先で合流し、行動を共にするそうなのですが、この日はこちらに出張の仕事があるとの事なので「ぜひ、我が家に」とお願いしたのです。一緒に、これまたパパの仕事上とっても大切な直属の上司、Kさんも同席していただきました。Kさんは、数回にわたる赴任の末、来月には日本帰国が決まっている方です。めずらしくパパが「今日は俺の仕事の大切なお客様だから、粗相がないようにね」などと言っていました。これもお客様が来る直前に言うのですから・・・・冷や汗。

 

とにかくインド人のことは全く知らない私。一体何を食べられるのだろう?とメニューに悩みました。「手巻き寿司」という案が浮かんだのですが、raw fishは食べられないというのです。そこで、ネットを通じて知り合った、インド人に詳しいジャスミンさん(テキサス在住)にインド人が好きな食べ物を伺ってみました。彼女はインド人のお知り合いが多く、お食事会などもやっていると聞いたことがあるのです。すると「インド人だったらベジタリアンかも」とおっしゃって、野菜をふんだんに使ったメニューを色々教えてくださいました。ふむふむ、まずはベジタリアンかどうか聞いてみないと・・・。というわけで事前に確認した所、肉でも何でもバリバリ食べる・・・と言うこと。しかし、バリバリ・・・・一体どれだけの量を作れば良いのか見当もつかず、これでもかっ!という位色んなメニューを作りました。箸がすすんでいたのは、れんこんのキンピラ・厚揚げのしょうが焼き・アサリのガーリック蒸し、そしてお味噌汁でした。あとはKさんが持ってきてくださった、奥様お手製のカリフォルニアロール。それでも、メニューの一つ一つの作り方や、調味料などを質問しながら一通り食べてくださいました。最初はビジネスマン3人ということもあり、仕事の話ばっかりで私はすっかり蚊帳の外でしたが、お酒もすすんだ辺りから、私も交じれる話題になり、楽しい時を過ごしました。中でも「親が幸せな気分でいれば、子供もそれを感じ取って幸せな気持ちになる」とおっしゃった言葉が一番心に残りました。彼には子供はいません。奥様が子供の出来ない体なのだそうです。でも子供がとってもお好きなようで、一緒によく遊んでくれました。折り紙が上手で、旦に色々なものを折ってくれました。「私は言を連れて帰る〜」と、言のことも可愛がってくださいました。実はKさん、翌日早朝からの日本出張を控えていらっしゃいました。早く帰りたかったと思います。しかし、いい加減気持ち良くなったパパは、たくさんのアルバムを引っ張り出してきて、アルバム鑑賞会開始。結局日付がかわるまでおしゃべりをし、別れを惜しみました。お付き合いくださったKさん・子供達には感謝です。

翌日パパが会社から電話してきて「Nageshが、子供達の写真が欲しいって言うからプリントアウトしておいてね」と言いました。嬉しい気分で編集してプリントアウト。旦も折り紙で椅子を作ってプレゼントの用意。しかし、帰宅した「画像こだわり男」パパは、私のはお気に召さなかったようで、真夜中に編集しなおしていました(涙)

面白いことに、パパ・Kさん・Mr.Nageshは互いを「○○_san」と呼び合うのです。ついそのまま日本語で話してしまいそうですよね。メールも「○○_san」で始まります。

補足として、Nagesh_sanはインド人といっても、ほとんどアメリカ人のような方でした。奥様もアメリカ人ですし。おまけに、インド人と言われて「きっと細い人に違いない」と思った私(完璧に固定観念です)でしたが、実際はお腹がぷっくりのいい体格の方でした。そして、とても温かくジョークの分かる素敵な人でした。

どうも私は構えすぎていたようでした(苦笑)

 

いちほ(08/27/02)

 

戻るHOME