SAN JOSE通信Vol.44

何となく妙(unusual)な感じの日々が続きました。

 

ここ2週間ほど、思い出したように手作りのパンやお菓子作り(これは練習ね・・・)にはまっていた私、週末の夜中までお菓子作りをしていたことが事の発端。翌朝、初めて大寝坊をしてしまいました(^^;)8時からキンダーが始まるというのに、起きたのは(正確には、起こされたのは)7時55分。ひぇ〜(>_<)コトが重大だと、感覚はかえって麻痺するらしい。「間に合うと思う?むっ無理だよね?」と当たり前の会話をパパと交わしたりして。そこからは大慌て!遅刻は完璧に免れられないので、今度はいかに少しでも早くクラスに着くかの勝負(?)。以下、その後の家族の会話。

 

ママ「遅刻の理由どうしよう。旦くんの咳がひどくて吐いたことにしようか?」←実際にここ数日喘息っぽい咳がひどくて先生に何かあったら連絡をくれるように伝えていた。

パパ「旦のせいにするのはかわいそうだよ。」

ママ「そうだよねぇ。じゃぁ正直に寝坊したって言おうか。」

パパ「えぇっ、親が2人ともって?」

ママ「・・・・・事実だけど、確かに情けないわねぇ(^^;)」

パパ「よし、言には悪いけれど、言の具合が悪いことにしよう。」

という訳で、旦にも「言の咳がひどいから、遅刻になっちゃってゴメンネ」と説明(^^;)

「えっ?ことちゃん咳してる??咳しているのは僕だけど・・・」

パパ「いや!言はもっとひどいんだ。でも大丈夫だからね。さぁ、遅れたけれど行こうか!」

家中元気に走り回る言の姿あり。

「??????」

 

結局オフィスに寄って許可証を発行してもらい、何事もなく旦はクラスに入る事が出来たようでした。しかし、ウソをつくのは非常に気が滅入り(Miss Sanfilippoがこれまたものすごく心配してくれたのもあって)、パパはいつもならそのまま会社に行くのに、一旦帰宅までして気を落ち着けていました。しかも「言、大丈夫かい?今朝は大変だったね。」などと、口調は完全に病人に語りかけるソレそのもの(^^;)私もその日は、とっても元気な言に「大丈夫?」と声をかけたりして、何だか妙な具合でした。

 

6日の晩から、6ヶ月ぶりにようやくまとまった雨が降った。今まで降っていなかった分なのか、(まさにIt rains cats and dogs.)。何度か停電になりかけたけれども、長時間のものはなく困ることはありませんでした(一部の地域は停電で大変だったようですが)。激しい一夜が明け、言を送って行こうと車を出して唖然。道路は落ち葉が5センチくらい積もっている。更に大木がバタバタ倒れて、道をふさいでいる。避けながら大通りに出ると、信号の故障で大渋滞。私たちは通勤の車とは反対方面なので、スイスイと時間通りにプレスクールに到着出来ました。

 

その後一時帰国のチケットを旅行会社に取りに行くためにSaratoga Ave.を走っていると、前の車が横断しようと別の道から進入してきた車の側面に大激突!完全に2車線を封じました。3車線の一番真ん中寄りを走行していた私は、バックミラーで後続車が何台もいることを知っていたので、急ブレーキをかけずに一気に2車線変更をして一番端の車線に移る。間一髪で突っ込むのを避けることが出来ました。後ろの車たちも同じような動きをしたので、第2の事故は起こらずに済みましたが、他の車線にも走っていた車がいたら・・・・と思うと、ゾッとします(>_<)いつもなら60マイル(100キロ)くらいで走っている私も、この日はスリップを懸念して割ととゆっくり走っていたのも幸いでした。思い出しても頬がプルプル、ひざがガクガク(゜o゜;無事にチケットは入手したけれど、旅行会社の横の店では警報機が鳴り響き、パトカーが2台止まっていました。何があったか知らないけれど、何だまた妙な気分になりました。

 

帰宅して落ち葉まみれの庭に出てみて、また唖然。Play Roomのすだれたちは、はずす手間もなくきれいに吹っ飛んでおり、更に更に、Brian(お隣さん)とうちの境のフェンスが真ん中から裂け倒れているではないの。何もこんな時に・・・・。

 

というのも、実は管理会社のDonnaから「来週オーナーが家をチェックしに行く」という連絡をもらっていたのです。更新を来月に控え、また1年間貸してもらえるかのチェック。普通に暮らしていれば特に恐れることはないのだけれども・・・我が家には言さんがいらっしゃる・・・・。2ヶ月ほど前、言が赤の油性ペンでリビングの壁から廊下から、窓のブラインド、はてまた扇風機に至るまで塗りたくってくれたのです(^^;)←の写真のボトルは油性ペンを落とす薬品。これで何度も何度もこすっているのですが、すっかりは落ちない。真っ白な壁やサッシの所々にピンクのぼかしが入っている状態。帰国する時にはペンキ塗らないとね〜と話していましたが、こんなに早くにチェックに来るとは思っていなかったので大慌て。ペンキは最後の手段にとっておいて、「とりあえず今週一杯は出来るだけ拭きなさい」というパパからの指令。拭いて拭いて拭きまくった結果が「現状」なんだっていうのに。もう一つ忘れていた大きな問題が「シーリングファン」(詳しくは通信10参照)。このファンは、あれ以後ガレージでねむったまま。当然主寝室の天井にはぽっかりと穴が開いたまま(^^;)ついでに→のボトルはカーペットのシミ用の洗剤。毎日必要な我が家には、欠かしてはならない一本なのです。

 

11月11日はVeteran’s Dayで旦はNo Schoolでした。この日からパパは久しぶりに1週間ほどNew Orleansに出張に行っている(シミ取りの指令を残して・・・・)。年間を通して、言よりも、パブリックの学校に行っている旦の方が圧倒的に休みが多い。今月末のThanksgiving Dayも前後あわせて1週間はお休み。

 

さてさてこのVeteran’s Dayの日、キンダーはお休みなもののSpeakingの学校はありました。旦がコンピュータの課題を済ませ、先生とレッスンするブースに消えた数分後、館内の非常ベルが鳴り始めました。私が知っている日本の非常ベルはジリリ〜ッと太い音ですが、ここではキュゥ〜ンキュゥ〜ンと甲高い音で鳴り、警報装置の青いランプがクルクル回って点滅。音だけではなく、かなり不気味な光景でした。先生も生徒も慌てて建物の外に避難。女性の先生が警備会社に電話をして事情を確かめると、誤作動とのこと。15分くらい外で待機して授業は再開。時間が減ったので、今週の木曜日に無料でワンレッスンもらえるとあって、ちょっとラッキーではあります。この日も何だか妙な気分になりました。

 

週末に初めて、パパがNIJIYAで日本酒を買って来ました。「うわぁ、めずらしいねぇ〜。どうしたの?」と聞くと「なんだかすごく日本酒がうまそうでさ。」との事。さっそく夕ごはん時に鍋(こういう季節がやってきた(*^^*))をつつきながら飲みました。「本当に日本酒買うなんて久しぶりだね。結婚当初は良く飲んでたけれどねぇ。あれから何年経つかね〜」などと言っているうちに、パパママ同時に「○△◇*#×(◎-◎;)!?!」と慌てる。わっ忘れてた、結婚記念日。カレンダーを見たら、すでに6日経過。つい先日Jayneが「今年は夫婦そろって結婚記念日を忘れていたのよ。Mother in Lowからの電話で気付いたのよ。3日も経ってからよ。3日!信じられないでしょ〜!」と言うのをアハハっと笑って聞いていたばかりなのに、こっちはその倍の6日。パパが日本酒を買ってこなかったら、永遠に気付いていなかったかも・・・・。忘れたことよりも、思い出してからもさほど忘れたことに対してショックではないことの方が問題だったりして(;-_-;)

 

いちほ(11/12/02)

 

PS.フェンスの後日談。倒れたフェンスを直す為、日曜大工の店に行く前にパパはBrianと話をした。帰宅したパパを追うようにBrianがやって来て、庭のフェンスをチャチャットなおしてくれた。倒れているフェンスを起こして、斜めに木を立てかけて留めてくれただけなのですが、その素早さに感動・・・下手にパパがやらなくて正解。ちゃんとした修理に関してはDonnaとBrianで話し合ってくれるそう。

 

もう一つ余談。先日Brianの奥さんが、お友達2人とガレージセールをやっていたので、せっかくだから見に行こうということになり、家族で押しかけてみると・・・売っている物は埃まみれだったり、壊れていたり(^^;)3つあるリモコンカーなどは、2つは完全に壊れていた。売る側も「これは壊れやすいから気をつけてね。でも、もう壊れているのよ。これもこれもね〜」ってな感じ。ちっとも悪びれていない所が好感度大(?)せっかく来たので何か買わねば・・・と探していると、手作りキャンドルを見つけました。値段は$7私が気に入った色のキャンドルは$5。何故値段が違うのか尋ねると「これは私の最初の作品だし、ここが欠けているからよ」とのこと。「・・・・・。」でも買わせて頂きました。後はもう充分に使い込んだバトミントンセット$2と、電動マッサージ器。この電動マッサージ器、最初は$25だったのですが、近所だからといきなり$15で売ってくれたのです(*^^*)よそのガレージセールを見たことがないので比較しようがないのですが、何となくイメージしていた「日本のフリーマーケット」とは違った気がしました。

 

もうひとつ余談。嵐の後はどの家庭も家の前の雪かきならぬ「落ち葉かき」をしていました。山となった落ち葉の量は、かなりなものでびっくり。案の定、月曜日のごみ収集は早朝に来るはずのYard Trimmingsの回収がなかなか来ない。どうも、あまりの量の多さに何往復もしていたようです。

↑ちょっと秋らしいもの見つけたので、貼ってみました

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