SAN JOSE通信Vol.54 2月1日は恭賀新嬉(Happy New Yearという中国語)!そう、Chinese New Year(最近はLunar New Yearと呼ばれる)で、旧正月(太陰暦で1月1日にあたる日)のお祝いでした。中国ではこの日、家族や親戚が一堂に会し、美味しい料理を囲んで一年の福を招き入れます。他にもライオンダンスや爆竹も有名ですよね。子供達は、クラスに中国人がいたので、コインの形のチョコやキャンディーが入った こんなお年玉袋ような物をもらって来ました。勿論用意したのは、その子達のお母さん。クラスは違いますが、Tomasのお母さん(台湾出身)も準備してきていました。先日WilliamとTomasと旦を遊ばせている間、いつものごとく母親同士で語らっていました。私の一時帰国の話をしているとき「いいなぁ〜、日本のNew
Year’s Dayとアメリカは同じ日で・・・。」と言われました。勿論、アメリカのNew Year’s Dayは大抵1月1日だけがお休みで、2日から平常勤務なのですが・・・。それでも学校はクリスマス辺りから、新年の最初の週いっぱいお休みのところが多いので、やはりちょっとした連休。中国は2月1日が旧正月の元旦なので、アメリカでは平日(今年は偶然土曜日でしたが)。本当は重要なホリデーなのに・・・と嘆いていました。そして私が「今年はどうやって過ごす予定?」と尋ねると、TomasのMomは「主人の両親がSFに住んでいるから、親戚で集まって土曜日と日曜日に食事会をするだけ。」と。でもこれって海外に住みつつも幸運な例だと思う。Lily(彼女は矢川家よりも後からSJに来ました。それまでずっとカナダに住んでいて、Williamもカナダ生まれ。)に至っては「何にも予定ないわ。近くに身内もいないし。それに、きっとこの学校はChinese New Yearなんて知らないわよ。クパティーノ(近くのCityで、アジア人が多くを占める地域)はChineseの先生がいる学校もあるくらいだから知られているかもしれないけれど、ここでは絶対に知らないわよ!」と。私はSFのChinatownで行われる、大きなフェスティバルの存在を知っていたので「そんなことないはず。」と力説していたのだけど。それからしばらくして、2月のKinderの宿題が配られました。ザッと目を通したら、ちゃんと「Chinese New Yearについて書きなさい」という問題もあったので、やっぱりなっと思いました。多くの人種が集まる国。それぞれのルーツとなる国の行事も、ちゃんとクラスでは勉強します。全ての生徒が、自分のルーツに誇りを持って皆に紹介するのです。そういう私は、2月3日が節分だったことを紹介し忘れました。抜けてる(^^;) そうそう、前にTomasのMomに「Chinese New Year’s Dayに日本のお餅のような物を揚げて食べるのよ。」と言われました。私は最初「ああ、おこげのことか。」と思ったのですが、よくよく聞いてみると「甘くて、ケーキみたいなの。」と言う。まったく想像が出来ません。随分前に、彼女が作ってきてくれた、お餅のような(まさに鎌倉名物『きざはし』のようなもの)お菓子、とは違うと言うし。どなたか御存知でしたら、教えてくださいな。 週末は「Castle Rock
State Park」に行きました。家からも近そうだし、ちょこっと大きめの公園だな〜と想像しながら支度。「店舗はないだろうから何か食べるものを持って行ったほうが良いよ」とお父さん。旦に至っては「サッカーボールだけじゃなくて、お砂セット(砂場用のシャベルやら型抜き・バケツetc.)も持っていく〜」ですと。何となく「お砂場はさすがにないでしょう。」という親の意見で渋々あきらめる彼。 さて、我が家からSaratoga Ave.をひたすらまっすぐ南下すると、サラトガのダウンタウンらしき場所を通り抜け一気にクネクネの山道に入ります。かなり急な坂でカーブもきつい。とにかく自転車やバイクの数が多かったです。勿論、両方ともSportsとしてのもの。Sportsとなると、こっちの人も引き締まった体の人、いるんですね。ふくらはぎやアキレス腱の筋にちょっと目がいってしまいました(*^^*)
我が家から3・40分ほど走ってたどり着きました。駐車場スペースは満車だったので、ゲートの外の道路に駐車。この日は暖かかったのですが、やはり山(日陰)は寒い。風も少々あったので尚更。周りを見渡すと、皆トレイルに適した格好をしています。「これはボールも無理だな」と判断し、食料だけ持って行く事にしました。Main Entranceでマップ($1)を買います(入場料はなし)。ここのボードに日没時間が手書きされていました。マップを見ると、たくさんのトレイルコースがあります。我が家は、一番ショートコースを選びました(^^;)
しばらく歩くとCastle Rock Fallにたどり着きました。滝の手前にフェンスがあるのですが、幅が大きくて落ちそう(@_@;)
滝の向こう側ではRock Climbingをしている人がいました。写真を撮り、傍の石の上でおやつを食べていると、次々にRock
Climber達が現れ準備を始めました。ここはボランティアのRock Climber Committeeがある位、Rock Climbingが盛んなのですって。
ショートコースを選んだので、あまり高い場所にまで行きませんでした。道中見晴らしが良いところがあまりなく、ガシガシ歩いている感じ(^^;)もっと別のコースを歩けば壮大な景色が見れたと思います。「ああ、ヨセミテは周りの景色に広がりがあったなー」などと考えていたら、突然大きな石達が姿を現しました。ここからはすっかり視界がひらけて、別世界(エントランスから見て、左回りに歩けばすぐにこのInterestingな石たちに出会えます)。ようやくCastle Rockの意味が理解できました。 これがまた、変った形の穴やくびれがあって楽しいのなんの。大きな石に洞窟のような穴があったり、その穴の内部の壁面には、人体の「肺胞の図」にそっくりな模様が出来上がっています。Geologists(地質学者たち)がalveolar weatheringと呼ぶと知り、膝を打ちました。私達は洞窟に入り込んだりして楽しんだのですが、ほとんどの人たちは、Rock
Climbingの練習をしていました。まだまだ高い所は登れそうもない技術の若者達が、石ごとに練習しています。それぞれ背中にミニ折りたたみマットを背負って来ていました。ちょっと張り付いて(?)移動してはドサッと大きな音を立ててマットに落ちるので、何だか見ていてハラハラ(O.O;)
しました。 ヨセミテに行って以来、事ある毎に「ヨセミテみたいな山に行きたいなー」という旦。「ここはヨセミテみたいで楽しいね」と大喜びでした。アメリカって自然も大きいですね。家のこんな近くに、気軽にこれる大自然があるんですから。 お父さん、今週も出張中。どこだったかな?ダラス経由で行ったのは知っているんだけど・・・。最近出張の予定が多い彼。段々私も細かく気にしていられなくなりました(^^;)こんなことでいいのかしらん。日本出張の度に床屋に行くと言う旦那さんが多い中、1回も日本出張がないお父さん。おかげで矢川家の男3人は「サロン・ド・イチホ」にてカットしています(^^;) いちほ(2/5/03)
PS. 今アメリカでは、スペース・シャトルColumbia号の帰還中の空中分解事故という悲しい出来事で、ニュースもかなりの時間が割かれています。私もテレビのニュースの速報で知り、胸が苦しく・目頭を熱くしました。原因究明と共に、7人の人の尊い命を無駄にしないよう願うばかりです。亡くなられた7人のご冥福をお祈り申し上げます。 |