SAN JOSE通信Vol.69

 

Congratulations to Ashita!!

 

今日6月13日、Kinder始まって180日目に無事旦は卒園式を迎えました。

振り返ればあっという間でもあるし、一つ一つ思い出せば、一日一日が手探りで長い間歩き続けて来た気もします。

 

当初は夜に行われる予定だったのが、結局昼に行われることになりました。言を送り届けたその足で花束とカードを買いに行く。どんなお花が好きか分からず、あまりにも長い時間ウロウロしていて、最後の方はかなり慌て気味。はっきりとした色合いのお洋服をいつも着ているので、お店の中で一番目立っていた黄色のお花に決めました。奮発(?)して3つの花束を買い、家でひとつにまとめてみました。

 

充電したビデオもデジカメもカバンに入れた。花束も氷を入れたクーラーボックスに挿した。カードも書いたぞ。そうだ、泣くかもしれないから、ハンドタオルも持たなくちゃ。お父さんの席取りしなくちゃいけないんだった、早く出かけないと!

 

Kinderの周りはちょっとした渋滞で、なかなか車を停める場所が見つからない。空いたところに滑り込み、脱兎のごとく会場へ走った。やっぱりね・・・。既に満席に近い。中途半端なところに座るなら、立ち上がっても大丈夫な一番後ろがいい。折りたたみ椅子を運んできて、立ってみる。よし、よく見える。横ではRoyceのDadが、2メートルほどの三脚をつけたビデカメラの設置に余念がない。彼はいつも好ポジションを押さえている。目があってニンマリ。最近彼とは仲が良い私。

入場

全体の感じ(旦は下段中央Miss Sanfilippoの真左)

旦作

この後、実に2ヶ月以上ぶりにRishi Momに会った。妊娠が分かってから、一度もKinderには姿を現さなかったのだ。もう嬉しくって思わず抱き合ってしまった(いつもの如く、私が覆いかぶさると言ったほうが正しいくらい小さい彼女)。でも時折吐いたりと、まだまだ気分がすぐれないらしいのね。。。その間にお父さんが到着。しばらくした所で子供達が入場してきた。おっ、BGMがちょっとジーンとくるなぁ(子供達の表情も神妙だし)。涙腺がゆるみかける、が、旦はなかなか現れない。最後の方にちょっと入場する子供が途絶えたな・・・と思ったら慌てて旦が入場してきて、しかもご丁寧に違う通路に入ろうとするというお決まりの行動に出たので、一気に涙腺は引き締まった(^^;)の右端の写真は、各自自分で作ったもの。全員分のコレが、会場の両サイドの壁一面に貼られていました。

いっぱい振りつきで歌っています

卒園証書授与

もらったよ

すぐに歌が始まります。遠すぎてデジカメのズームが届かない。。。ここでお父さんと、ビデオとデジカメの役割交代。お父さんは前方に行きました。歌は全部で9曲。The Kindergarten Singing Program」の時とは全く違う曲ばかりです。歌詞を配るわけでもないのに、よく覚えているなぁと感心(裏話をお風呂で聞いたので、いつかLess Than通信に書きますね)。やはり、全ての指揮はMiss Sanfilippo。1曲毎に自ら盛大な拍手をして、子供達を称える。

  SONGS 

Chicken Soup With Rice

Your Mother is Coming to School

My Favorite Things

The World is a Rainbow

I’d Like to Teach the World to Sing

My Dog Rags

Hey Dum Didley Dum

What a Wonderful World

On What a Beautiful Morning

全9曲(最後の曲は、前回の通信で書いた『Miss Sanilippoの少女時代から大好きだった曲』気分が明るくなる素敵な曲です)を歌い上げた所で、サブの先生Mrs. Phillipsが中央に歩み出てきた。「Miss Sanfilippoは今日で先生をお辞めになるので、子供達から歌のプレゼントをします。」と。えっ?知らなかった・・・。

そして子供達は、『私たちに歌を与えてくれてありがとう』という歌を歌ったのです。彼女にピッタリなプレゼントSongだと思った。いつ練習したのだろう・・・これは、私も聞いた事がない歌でした。歌が終わり、感激しているMiss SanilippoMrs. MacDonaldが花束を渡し、ちょっと良いシーンが展開。

 

その後は、卒業証書の授与。日本では厳かな雰囲気の中行われるけれど、今日は違った。最初はRoom1であるMiss Sanfilippoのクラスから。Miss Sanilippoが自分のクラスの子供達の名前を一人ずつ呼ぶ(手元には何の台本もない、一人一人の顔を見ながら名前を呼ぶ)。その横には、卒業証書の筒が入った大きな籐のバスケットを持ったMrs. MacDonald。子供達は卒業証書を受け取り、Miss Sanfilippoと握手をする。何だかとってもフランクな感じだった。何が行われるのか分からず、慌ててビデオを回し始めた私。クラス全員の卒業証書授与が終わったところで・・・あれ?旦は?どうも一番最初に呼ばれたらしいのね。画像に収まりませんでした。デジカメ担当だったお父さんも、同じ結果(^^;)全クラス同様に行われ、そこで解散。

With Mrs. MacDonald

With Royce

With Rudy

解散後、お父さんは初めて言をPick-upしにPre-schoolに向った。私と旦は、Miss Sanfilippoに花束を渡したり、お友達と写真を撮りあったり。写真に関しては、珍しく旦が積極的に皆に声をかけていったのだけど、デジカメのメモリーが足りず、彼の希望には添えませんでした(本当に残念でした)。そんな中、彼の大切な仲間との写真だけはちゃんと撮る事が出来てホッ。自然と4人が集って来たのには、ちょっとジーンときました。式は明るいものだったので涙はありませんでしたが、今こうして旦の最高に仲良しだったお友達の写真を加工していてグッときた私でした。お友達になってくれてありがとう。みんなのおかげで、旦はいっぱい話せるようになったよ。

Rudy・AshitaRishi・Matthew

お父さんと言がKinderに戻ってきた時、皆でもう一度Miss Sanfilippoに挨拶に行きました。その時の彼女には、きっと前にお世話になったのであろう家族が花を持って押し寄せており、皆、彼女が辞めることを惜しんでいました。私達は、こんなすばらしい先生の最後の教え子の中に入れていただけて、本当にラッキーだった。彼女がいなくなった後のKinderは、歌があふれるのだろうか?と思いながら、後ろ髪を引かれつつ帰宅の途に着きました。

 

いちほ(6/13/03)

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