SAN JOSE通信Vol.75 Weekly Schedule
First grade subject Areas □■□Reading:Early literacy and Language Arts:早期の読書き能力、国語、言語科目 沢山の本を、まさに読んで読んで読みまくる・・・。それにより、Letter patterns を選び、phonicsやsyllabicationを使ってどのように話されている言葉を単語に置き換えられるか知る。 □■□Spelling:綴り字 この学区では、SpellingとReadingのプログラムを統一して行うそうです。単語をSound outし、自分達で綴り字を見つける練習をしていく。親は子供にwritingの仕方を導いても良いが、正しいスペルを教えてはならない。自分達の力で正しいスペルが書ける様にするのが達成目標。 □■□Mathematics:数学 Pattern
blocks, unifix cubes, 10s and 1s blocks, number
titles, attribute blocks, and various materialsを使って並べ替えや分類を学ぶことを通して、数学の概念を理解する。 100までの数を認識し、<,=,>の記号を使って比べる。 足し算・引き算の問題を解く。 One
more than, One less than, 10 more than, 10 less than等を、与えられた数字から分かるようにする。 長さ重さ体積の認識。 時計の見方。 お金の計算。 グラフを使って、集計結果を表す 問題を解いた時に、なぜそういう答えになったのか説明する。 などなど・・・書ききれません。 □■□Science:自然科学 自然科学(Physical
Science)では、固体・液体・気体が異なる性質であることを学ぶ。 生命科学(Life Science)では、植物と動物は水が必要であり、更に動物は食料が、植物は光が必要であることを学ぶ。 地球科学(Earth Science)では、温度計や風向計のような簡単な道具を使い、季節を通じて天気の状態を計りその変化を学ぶ。 ヒト生物学(Human
Biology)では、知覚・感覚などを学ぶ。 春にScience Fairがある。 □■□Social Studies:社会科 主なテーマは、 「権利と市民としての個人の責任を説明する」「関連する位置にある人や土地を比較して、土地の特色・そこに住む人の物質的・人間的特長を区別する」「時を越えて一般社会に浸透している、アメリカ合衆国のシンボル・肖像・伝統への認識と理解」「世界中の国の現在と過去の日常を比較し、場所・人・物がどのように移り変わってきたのかを認識する」 □■□Handwriting 大文字から始まり、ピリオドで終わるなどの基本事項から、他人にも分かる、より正確な文章を書く練習を積んでいく。 3rd Gradeまでにブロック体から筆記体に移行できるように練習していく。 □■□Art:美術 年間を通じて様々な媒体を使って自分を表現する。 春にArt Docent
Programに参加する。 □■□Music/P.E.:音楽/体育 一週間毎に50分間、音楽と体育の時間がある。 音楽の日は、歌やリズム、動きを習う。 体育は、学区が契約している講師が指導に来る。 □■□Technology:技術 週に1日、コンピューターラボでその扱い方を学ぶ。 コンピューター上で絵を描いたり、クリック・ドラッグなどの、マウスの扱い方を習う。 更に基本的なキーボードの操作をマスターし、文書をコンピューターで書く練習をする。 全ては書けないので、大まかに書いてみました。 難しく書いてあるところ(自然科学や社会)も、実際はお話の延長の様に楽しく学んでいるようです。 しかし、Language(Reading,
Writing・・・)やMathに関しては、「○○カリキュラムに沿って指導して行きます」と、それぞれのカリキュラム名が示されました。 He picked up his pace. 新学年が始まり、旦の新クラスも1月経ち、生活のペースが出来上がりました。 最初はどうなることか?と考えすぎていたようで、実際にやることをこなしていくうちにさほどたいしたことではない・・・と感じるようになった。 相変わらず宿題は多いものの、お迎えに行って今日の宿題の量を確認し、そこから逆算して1時間前後は毎日お友達と外で遊ぶのも可。 クラスの親からの抗議のせいか(^^;)、たまに宿題はReadingのみという日もあって楽なこともある。 何より一番良かったのは、旦がこの日々のペースを掴んだことである。 Karate、Soccer、Readingの学校などと毎日何かしらあるけれど、細切れの時間に終わらせる事が出来るようになった。 それから、就寝時間がKinderのときより随分と遅くなったけれど、これも慣れるものなのね。 起こさなくても規則正しく朝も起きてくる(私がそれに起こされる(^^;))。 勿論、毎日「そろそろ帰るよ〜」と声をかけてもしばらく知らん振りするし、帰って来てからはノンビリおやつを食べたりもするけれど。 それは仕方ない(と、無理やりおおらかにしてみました(^^;))。 そういう時間があって、やっとこ机に向ってからは終わるまでちゃんと座っている。 Homework Kinderでは宿題は月の初めに渡され、翌月6日に提出でしたが、1stからは毎日宿題が出され、提出は翌日。 その内容は、主にWritingとMath。先生が工夫を凝らし、毎日違ったタイプの宿題が課される。量的には、だいたいプリント3枚両面程度。 それプラス、月に40冊の読書(これは読んだら指定の表にタイトルと作者を記入。時折、内容を書くときもある。)。 全ての日にやる事が書かれた特別のカレンダーから、最低週に2日はその指示に従ったアクティビティーをする。その指示とは、『Add up the letters in your first and last name. Write this as an
addition fact.』『Discuss how you would help people live in people.』という感じ。 内容的に、授業の復習にあたるものは自分でどんどん解いていく。そういう日が来たことに感謝感激雨あられ。 しかし、ケアレスミスも多い(^^;) 答えが二桁になる足し算の縦計算の答えを、靴下を脱いで足の指まで使っている姿にビックリする。そりゃぁ無いでしょ〜よ。 あれやこれや答えの出し方を教えてみるけれど、どうも二桁になると鉛筆の動きがのろくなる。 私はまず、10になるにはこの数に何を足せば良いのか。そして10になったら、残りの数を足せばいい・・・と教えるのだけれど。 9+9だったら、9個○などを書いて、それを数える。「だってクラスではキューブを書いて答えるんだもん。」とな。 それじゃぁ数が大きくなったら無理でしょ。どうも見ていて教えることの難しさを感じる。 内容的に予習にあたるものは、一緒に説明しながらやっていく。説明はホントーに難しい。 教えているのに「それは違う!」などと言うので、よく2人でケンカ腰になる。私も大人気ないが、言が迎えを待っていると思うと余計に焦ってくる。焦ると「お弁当を残すからおやつに時間がかかって、宿題をやる時間が足りなくなるのでしょ!」と、余計なことで怒り出し、両者はさらに険悪なムード(^^;)。怒りんぼうはヤダヤダ。 宿題はその日によって緩急があり、機械的に終わらせられる日はホッとする。 その反対もある。 Mathは計算だけではなく、文章問題が良くある。 縦に亀の数・横に亀がrestしている場所が書かれたグラフを見て解く 1. How many turtles are
on the rock?---------turtles. 2. There are 2 fewer
turtles in the mud than on the ---------. 3. Where are the most
turtles resting?---------- 4. How can you
tell?-----------------. この程度だけれど、意外と説明するとなると難しかった。 特に2。 「Mudには6匹いるけれど、ある場所にいる亀よりMudのほうが2匹少ないんだって。と言う事は、ある場所にいる亀の方がMudに居る亀よりも2匹多いってことだよね。」 もうこの時点で、旦の頭に中がグールグール回りすぎて沈没寸前。 「では6匹亀がrestしているMudよりも、2匹多くrestしているのは何処でしょ〜」 撃沈状態。。。 説明しているこっちも、あーだこーだ言っているうちに混乱気味。一体どうやったら分かるような説明が出来るんだろう。私は教師にはなれない。 何度も一緒にやってみて、ようやく理解する。試しに似たような問題を作ってやらせてみる。 で、1時間経過。たった一問に、1時間経過(^^;)
ある日のWritingの宿題。 ・家でどんな手伝いをするのがあなたのGoalですか? ・家でどんなことを上達するのがあなたのGoalですか? ・学校でお友達と一緒にやることで何があなたのGoalですか? ・学校でどんなことを上達するのがあなたのGoalですか? ・学校で自分のどこを改善するのがあなたのGoalですか? ・学校で楽しむために何をするのがあなたのGoalですか? 延々とこんな調子で、20問くらいの質問が書いてある。 これに対して、completeなセンテンスで答えよ、と。 英語が分からないのでは無いのだが、この日はすごく時間がかかった。考えるのに時間がかかり、書くという作業に時間がかかる。 最近の旦は、一時に比べて字が汚くなった。書きたい事がいっぱいあって気が競って書きなぐるのと、全ての字をMonkey tail(mならば『m』の様にお尻をピロンと猿の尻尾の様に曲げる)にするようにKinderの最後の方から習い始めたのも理由(筆記体に移行する段階)。この各文字のMonkey tailが次の文字にちょっとずつ重なっているものだから、読みにくいったらありゃしない。書く文が長くなればなるほど判読不能(^^;)勿論消して書き直させる。そのたびに険悪なムードがたちこめる(^^;) おまけに、A4の紙3まいビッシリ使うほどの英文の複写も同じ日に宿題の一部だった。ブチッと私の中で、何かが切れる音がした。何に怒っているのか分からないのだが。やっとお迎えに行った言は、クラスの入り口付近でバックパックを既に背負い、お迎えが来ない他のお友達と並んで座らせられていた。保育時間終了ギリギリだったワケ。 さすがにこの日は異常な多さで、早速翌日に親の方から苦情が入ったのでした(^^;) しかし、こうやって一緒に宿題をすると、学校で何を勉強しているのか良く分かる。・・・のだけれど、せめて週単位での宿題にして欲しいのである。他のクラスは週単位なのだから。 Mrs. Ruddy 旦の担任はMrs. Ruddy。1歳3歳のBoysがいると言う、比較的若い(年齢に関しては、私はいつも見た目惑わされるので自信がありません。ある人は絶対に40歳台だと言い張ります(^^;))先生。しかし、この学校で10年間教鞭をとっていると言うのですから、経験は積んでいるはず。昨年の学校のアルバムをめくっても彼女の顔が無いので「?」と思っていましたが、下の子を産んだばかりなのでクラスは持たず、カリキュラムを組む仕事をしていたようでした。 この先生に関してはあまり情報が伝わってこなかったので、中々馴染めなかったのですが、これも毎日顔をあわせているうちに親近感も沸くもの。 そして感じ取った彼女への印象は『熱い!』でした。一見細くてお洒落な雰囲気の彼女は、どこか距離を感じてしまうのだけれど、その内に秘められた情熱は激しいのだった。 Back to school nightで配られたこの1年のカリキュラム、Kinderのときは全クラス共通だったけれど、今年はクラスごとに作成されていた。その細かいこと細かいこと。 Mrs Ruddyは毎週学校のお知らせ以外に、自分でクラスのお知らせを書いている。その中に、かなり細かく前1週間に習った事が記されている。これを毎週水曜日に持って帰って来るので、早めにサッカーの練習場に行き、芝生の上でのんびり旦とこれを元に話をする時間は楽しいし貴重だ。 Kinderまでは宿題も各クラス共通だった。日にちは違えど、やらせる課題も同じ。1stになってからは、最終ゴールやカリキュラムは同じであるけれど、その教え方はクラスの先生によってまちまちである。まさに先生にかかっている。宿題の量も内容も、クラスによって全く異なる。 Mrs.Ruddyは『I love writing!』と宣言するだけあって、なかなか文章を書かせる宿題が多い。最近は旦も慣れたもので、紙2枚分くらいの文章をサラサラと書ける。だが、それが正確に書けているか?という点では多々問題がある。最近気になっているのは、どんなに長くなっても一度もピリオドを打たないこと。全ての文章を、ひたすらandでつなげ続けるのである。 話が逸れてしまいました。Mrs.Ruddyが『熱い』のは教育だけではなく、ボランティア活動にも表れている。2週間ほど前、The Breast Cancer3-DAYに出場するとお知らせがありました。これは乳がん患者を支援する為に開催されるもので、数千もの男女が3日間で60マイル(1マイル=1609m)を歩くというもの。出場者個人個人にドネーションが出来、すべてのお金は乳がん財団に寄付される。平日にもかかるので、当然その日彼女はクラスに来られないのだけれど、学校側は大支援しており、彼女の働きにドネーションするよう呼びかけている。この出場を聞いて、何だか一足飛びに彼女が好きになってしまったのでした。そもそも何かに『熱い』という人には参りやすいタチの私である。何のためらいもなくドネーションすることにした。現時点では、彼女だけで当初の目標額を上回る$2,340集まっている。 ■□■ おまけ 『学校以外の顔』 ■□■ 1stになってからも、SoccerとKarateを続けています。その分忙しくなっても、体を動かすのが楽しいのか、以前のお友達がいなくても行きたくないとは言わず、せっせと参加しています。
相変わらずすごく上手になったというわけではないのですが、最初の頃の様にふざけたりモジモジしなくなったのには、成長を感じます。 こうやって一つの種目だけにこだわってスポーツの種目を選ばなくて良いのは、日本とアメリカの練習方法の違いにある気がします。日本だと、とにかく基本からきっちりして、一つのスポーツを徹底的にという感じがするけれど、こちらはとにかく楽しくがモットー(?)。ストイックさがなくて、やっている方も見ているほうも笑ってばかりだし、皆褒め上手。どれも基本を練習する前に、とにかくドンドンやらせる(実践で体が覚える?)という感じ。どっちが良いのかは分かりませんが、アメリカ方式だと、飽きたら辞めればいいし、いくらでもSportsの掛け持ちが可能で、ストイックな練習が無くてもドンドン試合に出られる辺りは子供にとって楽しいのでは?等と感じます。本物を育てるには、どちらがいいのでしょうか?私には分かりません。今のところ、気軽さではアメリカ方式に軍配があがっています。 ▲兄を寝かしつける前にミスして出てきてしまった言。そしてそれを追って出てきた兄。双方結果的には廊下で行き倒れている図(^^;) さてさて私は呑気に通信など書いている場合ではないのでした。あさっては旦のBirthday Party。クライマックス(私の中では)のケーキ、明朝から作らねば!報告はまた後ほど。 ▲これは今日(金曜日)に旦のお祝いをしてくれるクラスの皆に差し入れたカップケーキ。何のためらいもなくこんな色のデコレーションをするようになってしまった自分にちょっと苦笑しつつ。 いちほ(10/10/03) |