YOSEMITE

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2002年10月5日(土) 晴れ

朝食は、昨晩ロッジ内のGroceryで牛乳やパン・ハム・果物を買っていたので、部屋で調理(?)して食べました。さて公園に出発です。朝はひんやりとしている。

ロッジを出て2分ほどで公園の入り口に着きます。入口で$20を払い地図ヨセミテガイドをもらいます。この時にもらうレシートは一週間有効で、入り口で見せるだけで自由に出入りが出来ます。他にはヨセミテ国立公園の年間パス(Annual Yosemite Park Pass)$40、全ての国立公園の年間パス(Golden Eagle Passport)$50が売られていました。

園内はほとんど一方通行の2車線。ゆっくり行ってもスイスイ目的地を目指してもいい。自分達のペースで進める。今回ヨセミテ国立公園内に入って残念だったのは、全ての滝たちがその動きを止めていたことだった。雪解けがはじまり、その水が滝となり流れ落ちる「春」、全ての生き物が活動する華やかな「夏」が終わり、「秋」は静寂の時期だったのだ。

エル・キャピタンは、花崗岩としては世界最大の一枚岩。バレーフロア(谷底)から1,095mの高さに垂直にそびえたっている。バレーに入って真っ先に目に飛び込んでくるのです。ここで一気にノックアウト!

ヨセミテNP入り口

エル・キャピタン

いく筋もの滝の跡

ノースドームとハーフドームが見える

昼食をとってからトレイルをすることにした。車でザーッと回ってしまうよりも、歩いてしか入れないところに行くほうが断然魅力的。トレイルのコースは、初級コースから上級コース、短いものから長いものまで様々。今回はミラーレイク(Mirror Lake)を中心にハーフドームHalf Dome)とノースドーム(North Dome)に挟まれ、テナヤクリークTenaya Creek)の川沿いを歩くミラーレイク・ループ・トレイルMirror Lake Loop Trail)を歩いた。5マイルで一周。やはりこの時期ミラーレイクは一滴の水もなく、疲れて湖底を横切ってショートカットしている人たちも多かった。

補足:ミラーレイクは、テナヤ湖からヨセミテヴァレーを流れてくるマーセド川水系のテナヤクリークの途中に自然にできるダム湖。その湖面に鏡のようにワトキンス山とハーフドームを映すことから名付けられた。

トレイル開始

上着を脱ぎ、杖も持つ

ハーフドーム

私たちは、そのまま枯れたミラーレイクを横目に反時計回りに先へ進みました。突き当たりに差し掛かるとテナヤクリークの川を渡る比較的大きな橋がありました。ここで初めて水を見たのです。大喜びの旦。ここでしばらく座って休憩。

橋から川に下りてみる

途中から寝た言は休憩中は地面に・・・

帰り道、旦も疲れが出てきて歩けない

3時間ほどのトレイルでヨセミテ渓谷の奥地を楽しんだ後は、ビレッジから車で1時間ほどの所にあるグレイシャー・ポイントへ向かう。歩きつかれた両親と旦は車に揺られるとすぐに寝てしまった。ずっと寝ていた言は元気。ポイントの向かう道は急でカーブもきつく、1車線でした。さて小一時間ほどで到着。夕方になり、かなり冷え込んできた。

グレイシャー・ポイント公園の真中に位置し、絶壁のてっぺんからヨセミテ・バレーを一望できる。正面にはハーフドームが迫り、眼下にはバレー全体がミニチュアの様に見える。カメラには収めきれないほど、延々とつながる白いシエラネバタ山脈。夕日でかすかにピンク色した空や山脈の美しさは筆舌につくし難い。

グレイシャー・ポイントから

目や足で、ヨセミテの美しい姿を味わった一日でした。