SEQUOIA & 

KINGS CANYON

DEATH VALLEY

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pin_08.gif 2004年11月28日() 晴れ

 

さぁ、今日は最終日。朝食がついていないホテルなので、持参のカップラーメンなどをすする。この旅行中ライスには出会わなかったので、麺と言うだけで朝から嬉しい気分になるのね。実は旅行中で、一番美味しく感じた食事だったかも・・・って、終わってる(^^;)

 

カップ麺朝食(^^;)

Furnace Creek Ranch

かつて塩を運んだ馬車

宿泊したデスバレー国立公園にあるFurnace Creek Ranchは、周りに緑が生い茂りゴルフコースもある、かなりいいお値段のロッジ。ロッジの中庭は芝生が敷き詰められているし、ここだけ見ると、リゾート地に居る気分になってしまう。これって、人工的に緑を育てているのかな?あまりにもデスバレー国立公園の雰囲気とかけ離れていて変な気分。

あまり時間が無いので、早速名所が軒を連ねている地点へGO!昨日はBadwaterでサンセットを迎えてしまったため、行くことが出来なかったDantes Viewデスバレー国立公園が一望出来る)に行かなくっちゃ。それから、約1千万年前に湖に堆積した土砂で出来たと言うゴールデン・キャニオンを見下ろすことが出来るZabriskie Pointにも寄らなくちゃ。そわそわ。

って、あらら、肝心の道路がClosed。ガーンガーンッ!8月15日に洪水が発生して大被害を受けたそうで、見所満載の道路は頭から閉鎖されていたのでした。その被害状況ここ

 

これではClosedになるのは当然です。やはり旅をする際は、きちんと事前に公園状況を調べておくべきですね。夏さえ避ければ大丈夫だろうと、何も考えずにやって来てしまった我が家なのでした。参考までに、毎朝報告される道路状況はここ

 

こうなったら仕方が無いです。本日のもう一つの目的を達成する為に、ビジターセンターに向かいます。その目的とは、『子供達に、ジュニアレンジャーの試験(?)を受けさせる』です。昨日ビジターセンターを訪れた際、レンジャーの方からワークブックを頂いていました。7〜10歳の子供は、このワークブック内の15のプロジェクトのうち6つを完成しなくてはなりません。ちなみに6歳以下は、4つで合格。11歳以上は最低9つ仕上げなくてはなりません。

 

言は、数字がふってあるドットを線で結んだり、デスバレーでのトレイルに必要な持ち物を○で囲むなど、簡単なもの4つを適当にやって準備万端(半分は旦のをコピーしていましたが(^^;))。一方、旦は、結構時間がかかりました。これ、デスバレー国立公園知識がないと本当に出来ない問題なのです。おまけに自分の言葉で文章を書く部分もかなりありました。親も一緒になって頭をひねらせ、何とか6つ回答完成。最後に指定のフィルムを観、そこで学んだことを書き記してレンジャーに提出。全ての回答をチェックしたレンジャーは、それぞれ子供たちに質問をします。これに答えられると、晴れてジュニアレンジャーになれるのです。言はへんてこりんな事を沢山しゃべっていましたが、4歳と言うことで簡単に合格。旦はちゃんと質疑応答をし、実力で(?)ジュニアレンジャーとして認められました(まぁ、不合格になる子なんていないでしょうが(^^;))。

 

ジュニアレンジャーに合格すると、誓いの言葉を斉唱します。の写真中央が、宣誓中の二人。ジュニアレンジャーとなると、国立公園のバッジのレプリカももらえます。得意げな顔の二人の胸には、このバッジがついています。いや別に、ジュニアレンジャーになったからといって、何があるわけではないのですが、車内でゴミを投げたとき「そんな事、ジュニアレンジャーはしないよねー」と言うと、慌てて拾ったりしていたので、ちょっとは有効(?)でした。

これから最後の目的地、Sand Dunes(砂丘)に向かいます。ここは通り道だったので、昨日すでに遠目には見ていました。車の後部にスライダーを積んでいたので、この旅の間中、ずっと子供たちが楽しみにしていた所。

所がですね、今日は道中ものすごい砂嵐で、視界が悪いのです。この砂って、一体どこから?・・・って、砂丘からに決まっています(涙)。到着した砂丘は、もう砂嵐ですんごいのでした。スライダーですべる所か、歩くのすら無理なんじゃないの?

それでも、これが最後の見所だからと思い、全員着膨れ状態・サングラス装備で、砂嵐の中、砂丘まで歩きました(昨日は全然風など吹いていなかったのに)。サングラスをかけていない子供たちは、砂が目に入ってもだえるし、口の中はジャリジャリだしで、早々に切り上げました。車に戻ってから、うがいをしたり服を叩いたりと、ややこしいことややこしいこと。

さーっ、サンノゼまで帰ります。ええ、9時間近くかかって。道中の子供たちは、昼寝1回・夜寝1回をはさみつつ、兄弟ケンカとか、兄弟ケンカとか、兄弟ケンカとか、兄弟ケンカとか、しりとりとか、兄弟ケンカとか、兄弟ケンカとか、兄弟ケンカとか・・・・と、盛りだくさんの内容でした(疲れっ)。完。

 

旅の終わりに・・・

 

今回の旅は、行き先だけは1年位前から決めていたにも拘らず、直前に動き始めたので、とにかく計画性まるで無し(^^;)サンクスギビングという日は特別だと知りつつも、どことなく楽観視していたのがいけませんでした。

 

宿の面もそうですが、行き先の決め方も安易。旅行記の中でも書いたけれど、いくら地図上でセコイヤ&キングスキャニオン国立公園デスバレー国立公園が近いからと言っても、間に連なるシエラネバダ山脈は越えられないのですから。こんな短期間にまとめて回るべきところではなかったと思います。おまけに、セコイヤ&キングスキャニ オン国立公園避暑地(時期はずれ)だし、デスバレー国立公園避寒地とはいえ洪水後。ことごとくClosedに見舞われた旅でした。デスバレー国立公園と合わせて旅行するのは、ヨセミテ国立公園Lake Tahoeが良いと思います。

 

今更ですが、今回の様に短い日程であればデスバレー国立公園だけに絞るべきであったと思いました。Closedで入ることが出来ない部分も多かったけれど、それ以外にも、もっともっと見る所があるのです(特に北部)。軽く見所を回るだけでも、最低でも2泊は必要。

 

そして何と言ってもっ!全く私にハンドルを譲らなかったお父さんに感謝です。ドライブに関してはあまり触れませんでしたが、連日長距離運転だったお父さんはとにかく大変。計画を立てた私ですら「これは無理でしょう」と、時折あきらめかかりました。お父さんの性格だったからこそ、この旅が無事に終ったと言っても過言ではありません。ありがと。

 

と、美しく終わる予定でしたが、ちょっと一言。実はデスバレー国立公園からの帰路は、US-395を北上したかったお父さん。ここをひたすらヨセミテ国立公園まで北上して、シエラネバダを眺めながら運転したかったのだそう。ですが、ヨセミテ国立公園へ向かうTioga Roadが雪のため閉鎖されていると分かったので、今回はあきらめてもらいました。このルートで帰宅したら、所要時間12時間なのです!12時間ですよ!私たちはUS-395を南下したわけですが、この道にはLake Tahoeからひたすら南下してきた車も多く走っており、その屋根にはこんもりと雪が載っていました。

 

ぼそっとつぶやき・・・

 

食道楽の旅ではなかったはずなのに、帰宅してふと気付く自分の体の変化。ちょっと太った?!太るのは良いのですが、なーぜー大自然の旅で太るの?・・・・・・・答、歩く時間より、車で運ばれている時間の方が長かったから(爆)。