pin_02.gif Arizona (4/09〜4/13/05)    pin_02.gif

 

ARIZONA

4月9日

4月10日

4月11日

4月12日

4月13日

 

 

HOME

 

 

 

pin_02.gif2005年4月9日(土) 晴れ

2年前同様、長男のSpring Breakとお父さんのカンファレンスの為の出張のスケジュールが丁度重なったので、アリゾナ州に出かけて来ました。

 

今回は土曜日の午前中に出発し、Phoenixに到着したのはお昼(飛行時間2時間弱)。そこからレンタカーでTucsonという町まで南下しました(ドライブ時間2時間弱)。

ホテルにチェックインした後は、すぐにサワロ国立公園に向かいます。ここは、世界最大のサボテンであるサワロが群立しているというので、非常に楽しみ。

 

アリゾナは暑いと思っていたのですが、Tucsonの寒いこと寒いこと!と言うのも、張り切って半そで半ズボンで来ちゃったから(とほほ)。気温は十分に高いと思うのですが、風が強くて寒いのなんのって。

 

サワロ国立公園は、Tucsonの町を挟んでウエストイーストの二つに分かれています。今日は既に夕方になってしまっているので、イーストの方へ行ってみました。Tucsonから2・30分のところに位置しています。

エントランス

サワロ(クリックで拡大)

サンセット直前

レンジャーに薦められたトレイルコースを2本歩いたのですが、どちらも落雷のせいか周囲のサボテンが黒ずんで木々も倒れてしまっており何も見えないのです。お世辞にも景色が美しいトレイルとは言えませんでした。ちょっぴり残念です。気を取り直し、周遊道路を車で走りながら、日が暮れていくのを眺めました。途中にある岩山に登り、サワロの群れを眺めるのは不思議な気分。このサボテン、人の様に見えて可愛らしい。辺り一面に黙って立っている姿は哀愁を帯びているようにも見えるし、今にも腕でチョンチョンッと突いていたずらされそうでもある(しかも突付かれて振り返ったら逃走する・・・・と、想像ばっかり膨らみまくる(^^;))。

 

 サワロの豆知識 

 

サワロとはラテン語で「巨大なローソク」の意。ソノラ砂漠にだけ生息するアメリカ最大のサボテンであるサワロ(ハシラサボテン)は、針の頭ほどの小さな黒く光った種から始まり、その成長は非常にゆっくりとしていて、発芽は毎年夏の雨季に始る。芽は1年でたった6・7ミリしか成長せず、15年後にやっと30センチに達する。約30歳頃から花や実をつけ始め、50歳迄には3メートルに達する。そして75歳になる頃、ようやく腕(枝)が出てくるのだ。あの独特の風貌になるまでにかかる時間の長いこと!最初は丸い棘の固まりだが、次第に上へ横へと伸びて行く。100歳頃には7・8メートルを超え、150歳かそこらでそれぞれの最大の大きさに達する。それは15メートル、8トンをも超えるサイズだ。勿論、もっともっと大きな物も多い。

 

サワロは内側にあるスポンジ状の部分で、たった1回の雨で1年分の水分を蓄えてしまうらしい。幹の中に6〜10トンもの水が蓄えられているのだ。体の9割を占める水が枯れた時、サボテンの『死』を意味する。とはいえ、サワロの寿命は200年と言われるのだから相当長い。

 

その大きさや独特な風貌で有名なサワロ、実は砂漠で生息する生き物達にとって大事な存在でもある。夏に付く実は、鳥・ネズミ・コヨーテなどの食料となり、キツツキは幹に穴を開けて巣を作って住む。穴の中は、昼は涼しく夜は暖かいらしい。毎年新しい穴を掘るキツツキが去った後は、フクロウや小型の鳥達がそこに住み着く。生き物達の糧でもあり住居にもなるのだ。サワロを直近で見てみると、とにかく沢山の穴が開いている。砂漠の生態系は、それぞれが上手に付き合って保たれているワケだ。

 

今晩はメキシカン料理です。ホテルで教えてもらったEl CHARROという店。50分待ちでしたが、待っている間は隣のバーで過ごすことが出来ます。子供たちと初めてバリバリの(死語)若者向けバーで飲みました(笑)。レストランの方はサービスも味も満点で、チップを大盤振る舞いして店を後にしたのでした。