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pin_04.gif 2005年8月8日(月) 晴れ

今日は一日オリンピック国立公園で過ごす予定。オリンピック国立公園の見所は、大きく分けると3つある。まずは昨日立ち寄った万年雪をたたえる山々ハリケーン・リッジ。次に針葉樹林の温帯雨林。特にホー・レイン・フォレストは1981年にユネスコ世界遺産に指定されている。続いて65マイルにも及ぶ手付かずの海岸。とにかく広く変化に飛んだ国立公園で、総面積は奈良県に相当するらしい。

本日一番目は、宿泊先となったForksから一番近いHoh Rain Forestでのトレイル。その様子を載せる前に、ひとつ説明したいことがある。

→の写真を見て欲しい。すぐには気付かないけれど、この木々は見事に1列に並んで生えている(参考までに赤線を引いてみた)。これは、この温帯雨林の樹々の特徴を良くあらわしている。朽ちて倒れた木の上に苔がびっしりと生え、そこに新たな木が成長していく。その結果、倒れた木の幹にそった一列に並んだ樹々を生み出すのだ。こうやって植物の上に違う植物が重なり合い・垂れ下がり、どこか不思議な空間を作り出している。さて、Hall of Moss(苔の殿堂)というトレイルコースを歩いてみよう。

オリンピック国立公園の見所をつなぐのは、公園を縁取るようにあるUS-1011本しかない。分かりやすいのではあるけれど、とにかく公園自体が大きいので、移動にかかる時間もかなり なもの。

次に訪れたのはSol Duc Hot Sprongs。その名の通り、温泉。Sol Ducとは、先住民の言葉で「温泉が出る土地」という意味だそうだ。私は自然を眺めながら、素朴な温泉に浸かるのをイメージしていたのだけれど、実際は全く違う物でした。入り口で入場料を払い、シャワー室で着替え、向かった先はまさにプール!!

違うのは、水ではなくヌメリがある湯であり、わずかに硫黄臭がすること。勿論、泳ぐと言うよりも、肩まで漬かって本などを読んでいる人がほとんどでもあった。

さぁ、もう夕方。最後になってしまったけれど、宿泊先に戻りがてら海岸線にも立ち寄らないと。またまたビーチまでは延々とドライブだ。目的地に近づくにつれ、辺りは完全に霞がかってきた。US-101から近いSecond Beachの小さなパーキングに車を止め、ビーチに向かってトレイルしてみる。これがまた、まるで山の中のトレイルで、本当にビーチに向かっているのか不安になってくる。30分ほど歩いたところで急な階段に差し掛かり、降りきった先がSecond Beachだった。

引き潮&モヤがすごい

寒いし遅いのに、よくやるよぉ・・・

こんな流木がずっと並んでいる

すでに8時過ぎ。今日はこの位で宿に戻ろう。